明代 青花花卉文蓋付壷一対
大きさ:高さ12センチ
明代(AD1368〜1644)
中国景徳鎮で焼かれた民窯の壺
つまみのある蓋つきの壺は、将軍の帽子の形に似たことから
将軍壺ともいわれる。
花に唐草がからみつく文様はおよび釉薬の色具合から
明中期の弘治年間(AD1488〜1506)と思われる。
この時代の壺は大小にかかわらず中継ぎといわれる技法が使われている。
壷の上下をそれぞれ別々に作り焼成前につなぎ合わせる方法である。
釉ぎれや虫食いなどもみられる。
一対は陰陽を表し、縁起のいいものとして扱われ、単品でるものより、
尊ばれる。